こんにちは,ひなたパパです。
ひふみ投信は,国内最大級のアクティブファンドで,つみたてNISAなど長期資産運用を目的として投資信託としても人気があります。
過去10年のパフォーマンスは驚異的で,昨年やや下火になりつつも,未だにその人気は衰えません。
ですが,私はひふみ投信のことを,長期資産運用を目的とした投資対象として全く考えることが出来ません。
ひふみ投信を牽引するのは,有名な藤野英人社長です。
凄腕のファンドマネージャーとして驚異的な成績を残すことで,一躍有名人となりました。
さて,アクティブファンドは長期的に見た場合,ダウ平均や日経平均の指数より9割も負けているという実績があります。
一時的には大幅に上回る投資信託も多いのですが,長期目線で見ると,結局ほとんどが指数のパフォーマンスを下回るのです。
理由は簡単で,アクティブファンドの運用成績は,ファンドマネージャーの手腕にかかっているからです。
これは,とても重要なことで,よく理解しておく必要があります。
藤野英人社長が,今後もどこまで牽引できるのか疑問ですし,人ですから好不調の波もあり,判断ミスを犯すこともあり得ます。
当然,ひふみ投信の優秀なファンドマネージャーも同様で,長期に渡りよい成績を残し続けるといったことは,ほぼ不可能です。
さらに,優秀なファンドマネージャーは,自分でファンドを立ち上げ,独立することも多いです。
今現在,ひふみ投信を支えているファンドマネージャーもいつ他社へ引き抜きされたり,独立するかまったく予測できません。
結果を残すほど同じ場所(会社)にいる必要はなく,ひふみ投信で実績を残した肩書きのあるファンドマネージャーであればどこにでも好条件で再就職できる為,人材流出が常に懸念されるのです。
このように,どんなに好成績を残しているアクティブファンドでも,いずれ衰退する可能性があるのです。
これは,長期資産運用を目的に投資するのであれば,大きなリスクと考えるべきといえるでしょう。
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また,昨年からひふみ投信が不調になっている理由のひとつは,規模が大きくなりすぎて,好成績を残していたときと同じ運用が行えないということです。
例えば,各社を訪問して投資先の会社の経営者と対話し,現場を見て,将来性があるのか判断するといったことがあります。
これは,ファンドの規模が小さいときはできますが,今のような大規模になるとそういったこともできません。
そして,投資資金が大きいということは,成長性の見込める小型株でも,ひふみ投信の売買で値動きが乱高下してしまうので,そういった銘柄に投資することは難しいのです。
結局のところ,大型株に投資するしかなく,実際に組み入れ比率も大型株が中心となり,昔のような絶好調のときと違い,中小型株の比率は減っています。
さらに,アクティブファンドですから信託報酬が高く,年1%を超えます。
指数に連動したインデックスファンドの信託報酬は,年0.2%を切るものが増えている中,ひふみ投信は実に5倍以上もの手数料がかかります。
この差は運用成績にダイレクトに反映されるので,大きなデメリットと考えるべきです。
やはり,長期投資をするのであれば,人の力量や,ファンドの規模によって運用成績が変わるといったものに投資するのは得策ではなく,指数に連動したものがよいと思います。
投資の神様バフェット氏も,「自分が死んだら,現金の10%を短期国債に,90%を低コストのS&P500インデックスファンドに投資すべし」と妻に遺言を残しています。
ファンドマネージャーの能力に託すのではなく,米国企業の成長性に身をゆだねなさいということなのです。
アクティブファンドの運用成績は,ファンドマネージャーに託され,規模が大きくなると,どんな敏腕ファンドマネージャーでも,好成績を残すのは困難になります。
結果として,指数と同じような組み入れになり,手数料が高い分,指数に長期では負けてしまうのです。
そして,いつ敏腕ファンドマネージャーがいなくなるかは誰にも分かりません。
長期投資をするのであれば,そういったリスクのない,企業の成長(指数)に連動したインデックスファンドを選択する方がよいと考えています。
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