こんにちは,ひなたパパです。
個人投資家に大人気の株主優待株に,すかいらーくがあります。
すかいらーく株は優待利回り・配当利回りともに高く,飲食系株主優待一家のわが家も,もちろん保有しています。
とはいえ,あまりの優待利回り・配当利回りの高さに,常に「優待改悪」「減配」というリスクは頭にありました。
👇ポジション縮小しました👇
そのすかいらーくの決算発表がでました。
2月14日大引け後の決算発表では,18年12月期の連結税引き前利益は,前期比20.9%減の185億円で,19年12月期も前期比3.2%減の180億円に減る見通しとなりました。
3期連続減益の減益で,非常に苦しい事業運営をせまられています。
実はすかいらーくは2017年11月,当時筆頭株主の米投資会社ベインキャピタルが,保有する全株式を売却すると発表したことにより,株価下落を免れない状況となりました。
その対策で株主優待を3倍に拡充し,今のような高優待利回りを実現しているのです。
その結果として,世間が株主優待ブームに沸くなか,同銘柄はその代表格として個人投資家の人気銘柄に一気にかけあがりました。(100株以上で年間6,000円,300株以上で年間20,000円,500株以上で年間33,000円,1,000株以上で年間69,000円のお食事券が貰えます。)
ベインは大量の株式を売却しましたが,このような株主優待対策のおかげで,個人投資家に支えられ,最近では順調に株価が上昇していました。
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今回の決算発表では,株主優待は維持するものの,年間配当は1株あたり38円から19円と,株主も驚く50%もの大幅減配です。
10円程度の減配を予測していた人はいても,まさか半分にまで減るとは思っていなかったのではないでしょうか?
決算資料によると,減益の理由については,人件費増,エネルギーコスト増,粗利率悪化とあり,さらに「株主優待の影響」との記載があります。
私は,決算資料を読むようにしていますが「株主優待の影響」と明記されたものはみたことがありません。
それほど株主優待に無理があるということなのでしょう。
実は,同社の株主優待は,34億円も利益を下押しする要因となっており,185億円の利益から考えると,その影響は非常にインパクトがあることが分かります。
今後,同社は業績が回復しないようであれば,優待の見直しにも手をつける可能性があり,保有者は頭を悩ませられる状況といえるでしょう。
私は,500株*3口座の1500株を保有していたのですが,あまりにも優待利回り,高配当ということで,リスクが顕在化する可能性は高いと判断し,100株*2口座の200株までポジションを縮小していました。(冒頭にリンクあり)
今回の決算をうけ,割安となったと考えポジション追加を検討する投資家と,縮小を検討する投資家が出てくるでしょう。
優待目当てですかいらーく株を保有している投資家は,決算書に「株主優待の影響」を明記している企業はなく,今後,株主優待改悪の可能性が非常に高いということだけは,認識しておく必要があるでしょう。
👇わが家の保有株主優待もご紹介👇
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