こんにちは,ひなたパパです。
先進国の中で,日本が『夫が家事をしない国ランキング』圧倒的No.1であること有名な話です。
近年,夫の家事の参加が高まっているといったという話も聞きますが,それでも夫の家事が少ないといった不満めいた情報の方が多いです。
実際どうなのか,総務省の「社会生活基本調査」を見て見ましょう。
<読み方>
- 仕事等・・・通勤・通学,仕事,学業
- 家事関連・・・家事,育児,介護・看護,買い物
- 上記以外・・・睡眠,身の回りの用事,食事,テレビ,休養,自己啓発,趣味,交際など
共働き世帯の場合
まずは,共働き世帯における夫と妻の家事時間の差を確認します。
テレビや雑誌で言われている通り,共働き世帯でも夫の家事時間は非常に短いです。
家事関連すべて合わせても,46分と1時間にもなりません。
一方,女性は4時間54分で,およそ5時間です。
差は歴然です!
妻が専業主婦の場合
次に,妻が専業主婦の夫と妻の家事の差を確認します。
夫は,家事関連すべて合わせて50分で,やはり1時間足らずです。
一方,妻は7時間56分で約8時間です。
私は,妻が専業主婦であれば,このくらいの差はあっても当然だと思っています。
なにも専業主婦が楽だとか,そういう意味ではありません。
夫と妻が役割分担をして,生活を営んでいるのですから,家事に歴然とした差があるのは当たり前だということです。
8時間というのは,正社員の就業時間程度ですから,妥当なところではないでしょうか。
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ライフスタイルの異なる夫の家事時間
さて,お気づきでしょうか?
夫の家事の時間です。
今度は,「共働き世帯」と「妻が専業主婦」の夫の家事時間を比較してみます。
驚くことに,共働き世帯の夫の家事時間が46分なのに対し,妻が専業主婦の夫は50分です。
「共働き世帯の方が家事の時間が短い」のです。
共働き夫婦の夫が駄目なのか,妻が専業主婦の夫が頑張っているのか良く分からない状況です。
もしくは,共働き夫婦の妻が,必要以上に頑張っているのかもしれません。
育児休暇中は専業主婦として,家事子育てを引き受けていた為,仕事復帰をした後もそのままズルズル同じ役目を果たしている場合が多いのではないでしょうか。
育児休暇が終わって復帰する際には,夫婦で家事分担の話をすると良いと思います。
ちなみに,私は一週間を平均すると1日あたり80分くらいです。(現在は単身赴任中で状況が異なるため,以前の話を書きます。)
家事をかなり頑張っていると思っている自分でもこの程度です。
我が家でいうと,私は掃除が得意ですが,料理はあまりしたくありません。
嫌いというのではなく,妻の料理が栄養満点で美味しいので,妻に料理を作ってもらいたいからです。
もう一度,資料を見て見ましょう。
妻の仕事等の欄を見ると,4時間44分となっています。
一方,夫は8時間31分と2倍の仕事時間です。
共働き夫婦といっても,妻の仕事はパートであったりアルバイトであったり,仕事時間が少ない世帯も含めた統計なのでしょう。
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最後に,仕事などの時間と,家事関連の時間を合計したものを見て見ましょう。
それ以外の時間は,睡眠,身の回りの用事,食事,テレビ,休養,自己啓発,趣味,交際などとなります。
共働き世帯
- 夫・・・9時間17分
- 妻・・・9時間38分
仕事,家事の合計から見ると,女性が21分多いことが分かります。
妻が専業主婦の世帯
- 夫・・・9時間6分
- 妻・・・8時間2分
仕事,家事の合計から見ると,男性が1時間4分多いことが分かります。
時間だけで比較すると,共働き世帯は妻が負担が高く,妻が専業主婦の世帯は夫の負担が大きいことが分かります。
どちらが楽かというのは,時間的な物差しで判断できるものではなく,その役割が得意・不得意,人間関係など様々な要因が絡んできます。
妻に感謝する気持ちをもとう
夫は家事の時間が先進国の中で最も少ないといわれていますが,仕事時間+家事関連を合算すると,そこまで差がないのも事実です。
先進国の仕事と家事の時間がどのくらいの割合なのか,資料がないため確認することはできませんが,夫が家事に参加できる時間が多く確保されているのではないでしょうか?
夫の家事が少ない!と世間で言われていますが,多くのサンプル数の中では,仕事も含め考えると,そこまで責められる内容でもないのかと思います。
夫婦がお互いに感謝する気持ちを出していけば,世間で言われているような不満といったことは,もっと減るのではないかなぁと考えます。
実際,我が家では,「仕事+家事の時間」は,妻の方が確実に多いです。
それでも妻が不満をまったく言わないのは,常日頃から感謝の気持ちを伝えているからだと思っています。