「庶民は見た!私立中学校の日常」のコーナーは,私立中学校に通う親子の日常をご紹介いたします。
私立中学校を考えられている方の参考になればと思います。
私達の娘は,現在,私立中学校の2年生です。
我が家の中学受験は,小学6年生の夏休み明け,娘が「○○中学校に行きたい!」と妻に相談したことから突然始まりました。
このとき受験日まで残り4ヶ月弱!
それまでの勉強は,ごく一般的な通信教材のみで過ごしてきたため,急遽通うことにした塾でも合格は期待しないようにと言われていました。
ですが,志望校に入りたい一心で,娘は平日4時間,休日12時間以上の勉強を続け,難関私立中学校に合格することができました。
入学後,娘は念願の管弦楽部に入り,充実した日々を送っています。
一方で,親である私達夫婦は,ごくごく普通の家庭かつ公立校育ちであり,私立中学校はハードルの高いところでした。
ですので,入学後には家庭環境の違いや金銭面での格差を感じたりなど,庶民ならではの小さな悩みや驚き,ドラマがたくさんあります。
そんな庶民からみた,私立中学校の世界を,少しずつですがご紹介していこうと思います。(当コーナーは,中学受験の時期から,これまでの出来事をピックアップして振り返って書いていきます。リアルタイムではないことをご了承ください。)
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≪中学校2年生:9月上旬の出来事≫
こんにちは,ひなたパパです。
娘の医師になりたいという希望は,ますます大きくなってきたようです。
キッカケは,憧れの先輩がお医者様を目指していることと,もともと医療系ドラマが大好きで「人を助ける」ということに興味があったからです。
娘が「お医者様になりたい!」と言ってから,私は「医学部」「医者の現場」といった言葉が表紙を飾る雑誌に目を通すことが多くなったのですが,教育に係わる内容を読んでも,さっぱり頭に入ってきません。(どこの大学が良いか等,医師は医師なのではないの??)
うっかりすると,寝てしまう始末です。
頭に入ってくるのは,平均年収や学費といった金銭的なことばかり。
例えば,
- 医者の平均年収は1,240万円
- 診療科別の格差は大きく,開業医であれば,眼科は平均3,742万円あるのに産婦人科はその半分の1,860万円
- 少子化時代に生き残りを懸け,学費引き下げする大学も増えてきた
- 私立の医学部に6年間通わせるには平均3,000万円超(学費のみ)かかる
といったこと。
どのような大学を目指させるべきなのか,どのようなことを親はフォローすれば良いのか未だに具体的なイメージがわいてきません。
一方,妻は金銭的なことよりも,どのような大学を目指すべきか,どのようなことを親はフォローすれば良いのかといったことに興味があるようで,情報収集を始めています。
私たち夫婦は得意な分野が異なるので,二人でそれぞれ補うと,ちょうどバランスが良いのかも知れません。
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娘は中学2年生で,今は勉強より管弦楽部の活動に夢中です。
医学部を目指すのなら「勉強したら?」といった感じになる親も多いかも知れませんが,私は,今は勉強より部活を一生懸命頑張ってほしいです。(実際,勉強を優先するために,中学生でも帰宅部の子も多いようです。)
今は,今しかできない部活動に夢中になり,一生懸命努力し,目標とする「学生指揮者」になって欲しいのです。
そのレベルまで頑張ることが出来れば,他校との交流会の企画にも参加することができ,より貴重な体験ができるはずです。
そして,このような経験は,生涯に渡り活かされるものと信じています。(当然,受験勉強にも。)
また,先生,友達や先輩との付き合いの中で,自分の夢を持ち,夢をどう実現するか,自分自身で情報を集めビジョンをもって欲しいのです。
実際に,娘は先輩との付き合いの中で,具体的に「外科医になりたい!」と夢を持ちました。
私立中学校に在籍するだけあって,友達や先輩の夢は,私が想像するより遥かに高いものを目指している子が多いように見えます。
私たちが口を挟まなくても,環境が子供を育ててくれるのです。
そういう意味でも私立中学校は非常に有益だと思います。
私は,ごくごく普通の家庭に生まれ育ち,今でも庶民のど真ん中を歩いています。
ですが,私は大好きな職業に就いて,仕事に関する不満はほとんどありません。
給料は決して高給取りとはいえませんが,寧ろ,高い年収でも仕事に不満をもっている人を見ると,自分の方が幸せだと感じています。
娘は,お医者様の年収に全く興味はありません。
そして,お医者様というステータスにも興味ありません。
ただ「人の命を救う仕事をしたい。」といった純粋な気持ちで希望しているようです。
私は,この娘の思考は大好きで,感心します。
大好きなことを仕事にすることが自分の幸せにつながるし,どんな苦労でも乗り越えられるというのです。
「豊かな生活=年収やステータスの高い職業」ではなく「豊かな生活=自分の好きな職業」という実に子供らしい発想です。
大人になると,いつの間にか,親や世間の常識を頭に刷り込まれ,「豊かな生活=年収やステータスの高い職業」といった思考になりがちです。
ですが,娘にはそのような思考になってほしくないです。
まだまだ夢は変わる可能性はあります。
私たち夫婦は,娘の夢中になれる仕事に就けるように,娘の気持ちを汲み取り,できるだけフォローしてあげたいと思います。
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