こんにちは,ひなたパパです。
牛丼大好きの管理人です。
吉野家といえば,早い,うまい,安いの3拍子が揃って,庶民の味方と言ってよいでしょう。
わが家は家族そろって吉野家が大好きで,お出かけする際に「サッと昼食を済ませたい」とき等に重宝しています。
吉野家が誕生したのは1899年で,東京・日本橋にあった魚市場に吉野家が誕生したのがはじまりです。
なんと120年もの歴史があります。
その昔,魚市場の仕事は大変重労働で,いったん仕事がはじまってしまうと,食事を取る暇もないほど忙しかったそうです。
そんな働く人のため,時間を待たずに出せる商品として開発したものが牛丼なのです。
そんな庶民の味方,吉野家にも業績不振の波が押し寄せてきました。
吉野家ファンかつ株主としては,とても不安でなりません。
東洋経済の報道によると,「人件費増」「既存店舗の客数減少」のダブルパンチが直撃したようです。
創業120周年の牛丼チェーン吉野家を傘下に持つ吉野家ホールディングスが業績不振に苦しんでいる。同社は1月10日、2018年度の第3四半期(2018年3~11月期)決算を発表した。売上高が1500億円(前年同期比2.4%増)と増収ながら、本業の儲けを示す営業損益は5.6億円の赤字(前期は25.9億円の黒字)に転落した。
同社にとって第3四半期を終えて営業赤字となるのは、4.7億円の営業赤字だった2009年度以来で、実に9期ぶりだ。2009年度は通期でも8.9億円の営業赤字となっている。
引用:吉野家、ぬぐい切れぬ「9年ぶり赤字転落」懸念 | 外食 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
通期でも営業赤字に転落する懸念があるとのこと。
この報道を受け,株価は暴落です・・・
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最近,人手不足が深刻な問題となっており,吉野家も例外ではありません。
2018年では,人手不足を理由に倒産した会社は過去最大を記録しています。
そして「人手不足問題」では,全体の99%を占める中小企業を中心に,業績は黒字なのに人手不足が原因で廃業に追い込まれる“隠れ倒産”が深刻化しています。
このままでは,2025年までに人手不足により127万社が倒産するという予想が出ているのですから,大変な事態といえるでしょう。
政府が,深刻な人手不足の解消に向け,新たな在留資格を設ける「改正出入国管理法」などの関連法を,十分な審議も行わず急いで参院本会議で可決させたことは,記憶に新しいです。
最近,吉野家では外国人の方が就労している姿を見かけます。
コンビニなども同様で,外国人の方が就労している割合が年々増えています。
日本人のみの労働力ではやっていけず,外国人頼みといったことが伺えます。
人手不足を解消するためには,待遇の見直しも迫られ,時給などもあげる必要があります。
このように原価は上昇していますが,牛丼の並は380円と激安です。
庶民の私にとっては嬉しいところですが,もう少し値上げしてもよいのでは?と感じてしまいます。
牛丼業界は,デフレから脱却できない原因を自ら作っているのですが,ライバル点との争いもあるから,どうにもこうにもならず,困った状態なのだと思います。
人手不足が深刻さを増す中,従業員の負担軽減につなげようと,河村泰貴社長は,吉野家の店舗の4割に当たるおよそ500店について5年かけて,客がレジで注文をして自分で料理を運ぶセルフサービス方式の店舗に切り替える方針を明らかにしました。
あぁ,なんということでしょう。
完全に路線を間違っています。
いわゆるマクドナルド方式ではないですか・・・
マクドナルドといえば,長居目的の人が多く,回転率が悪い印象を受けます。
長居されても大丈夫なように,マクドナルドは客席を多く確保しているので問題にはなりませんが,吉野家の既存店は店舗が小さく,席数は非常に少ないです。
それでも,客が回っているのは,カウンターでさっと牛丼を食べて,さっさと帰ってくれるからです。
心配していたことが,現実となります。
セルフサービスの店舗にいくと,カウンター席がないところが多く,時間帯によっては座る席が見つからないことも。
下町の食堂なら,相席でも問題ないような雰囲気作りをしてくれていますが,吉野家はそうではありません。
なんとなく相席しづらい雰囲気・・・。
ボックス席では,驚きの光景が繰り広げられます。
なんと,若者がマクドナルドと勘違いしているのか,居座っているではありませんか!
回転率が悪くなっているのではないか,心配でなりません。
そもそも,吉野家にはセルフサービス方式はあっていないと思います。
最初に注文しにいき,お金を払って着席して出来上がりを待ち,呼び出しされてとりに行く・・・。
吉野家の良さは,早い,うまい,安いの3拍子であって,カウンター席にドスンとすわったら,その場で即注文をし,さっと牛丼が出てくるところではなかったのでしょうか?
セルフレジの前で待ち行列して,席の確保の心配とかしなければならなくなるって,全然吉野家らしくありません。
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改革は,ボックス席の廃止・カウンター席の増設,注文・会計の効率化だけでよいのです。
これなら,店舗改装費用も安く済むし,昔ながらの吉野家の良さが残ります。
即実行できるのは,注文・会計の効率化です。
なぜなら,自動販売機を設置すればよいからです。
そもそも,吉野家の従業員が手間取っているのは,注文受付,会計処理ではないですか!
競合他社ではすでに自動販売機で販売しています。
吉野家も真似をすれば良いだけなのです。
自動販売機にすれば,注文受付・会計処理の効率化だけでなく,メニューも限定されます。
最近,ファミリーレストランのようにメニューが多角化してしまって,従業員は大変だろうと思います。
自動販売機にすれば,メニューも限定する必要があるし,一石二鳥です。
親愛なる吉野家様,今からでも遅くありません。
自動販売機を導入する改革に変更してください。
手遅れになる前に・・・。
株主優待廃止なんてことならないようにね!
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