実録!平凡社員が1億円貯蓄を目指す奮闘記!

平凡な係長でも45歳(2018年)で1憶円達成。新築戸建て(5000万円)購入も完済し,無借金生活。ストレスなく誰でもできる資産運用を実践。焦らずじっくり増やすのが我が家流。過度な節約はせず家族が幸せになれるお金の使い方を追求します。

《管理人厳選》

スポンサーリンク

つみたてNISA|投資信託が悲惨。マイナス運用連発。「だから投資は危ないっていったでしょ」と元本割れを嫌う日本人の発言に周囲が頷く。

こんにちは,ひなたパパです。

今年始まった「つみたてNISA」ですが,投資信託の運用リターンがほぼ全滅に近い成績となっています。

2019年以降の株式市場は,「景気後退により暴落局面を迎える」とか「調整相場が来る」といった予想が多くなっています。

投資初心者向けの「つみたてNISA」も例外なく,辛い冬が待っていそうです。 

つみたてNISAのエリート投資信託がマイナス運用!

つみたてNISAの最大の特徴は,数十年先の値上がりを期待し,コツコツ積み立て続けることです。

買い付けのタイミングを自分で考えることなく,株価の上下に係わらず,機械的に,決まった日に一定額を購入するのです。

つみたてNISAは,個人の長期資産形成を安心して続けられるように,金融庁が対象ファンドを選定しています。

選定にあたっては,信託報酬の上限値を設定するなど厳しい基準が設けられています。

つまり,つみたてNISAで買い付けできる投資信託は,数千もある投資信託の中でも,エリート中のエリートの投資信託といえます。

ところが,対象ファンドについてこれまでの成果を振り返ってみると,以下のような成績です。

f:id:hinata-papa:20181214195739j:plain

これは,QUICK資産運用研究所の調べたものを表にしたものです。

購入開始日を2018年1月末,4月末,7月末からの3つのケースに分け,各月の月末の基準価格で継続購入した場合の11月末時点でのリターンを示したものです。

この表を見ていただくと分かるように,全体の平均リターンは「マイナス1.5%からマイナス2.2%」と,元本割れしています。

ファンドを,日本株,海外株(全世界株),バランス型の3種類にグループを分けてリターンを分析しても,どのタイプもすべてマイナス運用となっています。

特に日本株のリターンはー3%を超えており,大変悪いといえるでしょう。

 

ポンサーリンク

 

 

投資が危ない?つみたてNISAやめるの?

私の職場で,この調査結果が話題となりました。

金融庁お墨付きの投資信託でさえもマイナス運用という結果を受けて,投資初心者の同僚は悲壮感いっぱいの表情です。

「来年からは,つみたてNISAやめようかな・・・」といった意見が多くでました。

全く投資をしたことがない人が,「だから投資は危ないっていったでしょ?ギャンブルと同じだからやめときなよ~。」と言います。

つみたてNISAやiDeCo等により投資が身近になった分,最近頻繁に聞く『米中貿易戦争日経平均・ダウ平均が暴落といったニュースのせいで,これまで以上に投資は怖いものだと感じているようです。

日本人が投資を恐れるのはメディアに責任あり!

投資が身近になったけど・・・

つみたてNISAやiDeCo等で日本人にも投資が身近になってきています。

良くないなぁと思うのは,雑誌などが「10倍銘柄を狙え!」「日経平均3万円も!」といったように,リスクについてあまり触れずに,株価は上昇することが前提とした情報を流すことです。

投資初心者がこのような記事を読むと,「私も一攫千金を狙いたい!」と感情を昂らせるだけで,とても長期資産形成に必要な思考が身につくとは思えません。

株というのは,好景気⇔不景気のサイクルにあわせて値上がり,値下がりするものです。

つみたてNISA元年の今年,初めて投資を開始した人は,もしかすると不景気のターンから投資を開始したのかもしれません。

もしも不景気のターンがきているのならば,数年は冴えない株式市場で積み立てすることになる可能性が高いのです。 

投資経験の長い人は,積み立て投資であれば,不景気のターンから参加できることを喜ぶのですが,投資初心者はそうはいきません。

元本割れといった状態が続くと不安が襲ってきて「やっぱり投資なんてするべきではなかった」と感じてしまい,投資から撤退してしまうこともあるでしょう。

長期運用の考え方を伝えて欲しい

分散型や先進国のインデックスファンドは,長期目線で見ると,将来値上がりしている可能性が高いので,目先の利益より「今は安く買える時期!」「10年後,20年後に実が付けばいいな」くらいの気持ちを持つのが良いのです。

ですが,雑誌などでは,こういった視点での記事は少なく,極端な成功者や失敗者の事例ばかり紹介し,コツコツ長期積み立てする「継続こそが重要」といった内容のものは少ないです。

これでは日本人に投資に恐れを抱くのは当然のことと言えます。

つみたてNISAについても,制度的な説明ばかりが多くみられます。

それより肝心な「長期に商品を分散しコツコツ積み立てることが大事」といった資産形成の考えを,もっと伝えるべきなのです。

そして,なぜ20年もの長い期間非課税なのか,なぜ積み立てなのかといった本質的なことに触れるべきなのです。

 

私は,つみたてNISA元年として,マイナス運用の局面は非常に良いタイミングだと思っています。

「継続は力なり!」という言葉は,つみたてNISAにピッタリです。

安く株を買い続け,将来実が大きく成長することに期待しましょう!

👇こちらの記事がおすすめ👇

www.hinata-family.com

👇ひなたママの職場ではこんな話題👇

www.hinata-family.com

リンクフリーですが著作権は放棄しておりません