こんにちは,ひなたパパです。
2018年2月から,娘(当時13歳の中学1年生)に資産運用をはじめさせました。
約10ヶ月経過したので,2018年の締めとして総まとめします。
- 娘に資産運用を始めさせたキッカケ
- 2018年は波乱の株式市場
- 個別株は飲食系の優待株のみ
- 大失敗のTATERU株
- NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 (1570)にも挑戦
- 王道の投資方法を実践することに
- 資産状況
- まとめ
娘に資産運用を始めさせたキッカケ
わが家では,娘が生まれてから毎年,100万円目処に贈与を行ってきました。
超低金利の時代ですので,定期貯金の利息は10年以上預けても,微々たるものです。
まったく増えない定期貯金に預けておくのは勿体ないと考え,娘が4歳になったとき,リスクの少ない貯蓄型保険(米ドル建て終身保険)に入りました。
ですが,未成年なので加入できる枠に限りがあるため,大半は定期貯金です。
「投資をするのであれば早くから」との思いもありましたが,娘はまだ13歳の中学1年生です。
お金の使い方もしらない娘に,資産運用をさせるといったことは,私としては非常に悩みました。
転機が訪れたのは,中学校の授業で「株式投資」といったもの学んだことからです。
娘の通う私立中学校では,このような世の中のお金の仕組みといったものも,総合教育の一部として組み込まれていたのです。
また,娘は,自分にとって価値のあるものしかお金を使いたくないといった性格です。
お小遣いは2600円しかありませんが,貯金をコツコツしています。
一方で,大好きな管弦学部で使うフルートは20万円以上するのに,お年玉,お祝い金など貯めたお金で,迷いなく購入です。(生まれてからずっと手を付けていませんでした。)
無駄使いはしないけど,自分の資産になるものへの「自己投資」は惜しまないといったところです。
私は,このようなお金に対する娘の考え方を信じ,既に贈与額は1000万円を超えていましたが,それを原資として資産運用させることにしました。
2018年は波乱の株式市場
近年の株式市場は,想像できないほど絶好調で「誰でも勝てる相場」と言われていました。
1月上旬には日経平均は24,000円を超え,有識者からは「日経平均30,000円は通過点!」といった声が多く飛び交いました。
ところが,2018年1月中旬,株式市場は暴落し,24,000円超えていた株価は,2月上旬には21,000円を割り込みました。
近年のぬるま湯に浸かっていた個人投資家からは悲鳴があがります。
それでも10月上旬には,再度24,000円を超え,またもや有識者は「年末には30,000円も!」と強気発言です。
すると,またしても株式市場は暴落です。
有識者でも当たらない株式市場なのですから,個人投資家にとっては,一喜一憂する相場であったと思われます。
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個別株は飲食系の優待株のみ
現在,保有している個別株はインカムゲイン狙いの飲食系優待株のみです。
これは,優待株で有名な桐谷氏の影響が非常に大きいです。
また,当初では,高配当銘柄も購入していましたが,今ではすべて売却しました。
はじめて買った高配当株はJTでした。
👇JTを買ったときの様子👇
ですが,百害あって一利なしのたばこ事業が主力のJTは,私も娘も「投資したくない」と意見が一致し,売却です。
高配当であっても,好きな会社でなければ応援できません。(JT株保有の方はごめんなさい)
他の高配当銘柄(KDDI,オリックス,日産など)も,中学生の娘は将来性があるのか判断が難しいそうで,購入したもののすぐに売却しました。
その結果,保有している個別株は下図の通りです。
大失敗のTATERU株
今年一番の失敗は,TATERU株です。
クオカード3,000円分が株主優待で貰え,成長性も高く,将来の値上がり期待できたため家族全員で購入しました。
👇TATERUを買ったときの様子👇
ところが,「アパート融資資料を改ざん」していたという事実が発覚し大暴落です。
今年は,人気株である「TATERU」と「RIZAP」の大暴落で,個人投資家からも悲鳴があがったに違いありません。
👇TATERU大暴落の記事👇
NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 (1570)にも挑戦
娘は,日経平均レバレッジETFにも挑戦しました。
ですが,今思うと父親として恥ずかしい限りです。(娘に投資をさせることに対し,やや熱くなってしまい,冷静な判断を欠いたのだと思います・・・)
世界経済・政治動向の勉強になると思い,購入を許可したのですが,何もこのような熟練者が買うような商品で短期売買させる必要はなかったと,今では反省しています。
結果的には薄利撤退で終わったのですが,中学校は勉強が最優先であり,それを阻害するような値動きが気になる商品は売買させるべきではないと判断し,それ以降はさせていません。
👇日経平均レバレッジETFの売買記事👇
王道の投資方法を実践することに
中学生の娘は,学校の活動が本業であり,株式投資といったものは本来ほったらかしであるべきです。
そこで,私は長期投資で有名な澤上篤人氏のコラムを娘に読むことを勧めました。
👇澤上篤人氏のコラムを読んで👇
その結果,娘も「ほったらかしの資産運用が良い」との結論に至り,今では株価チェックは全くしていない状況です。
毎日自動積み立てに設定し,ほったらかしにしておくだけです。
現在,下図のように,S&P500とVTIを買い付けしています。
世界経済や政治には詳しくなって欲しいので,時折,娘とはニュースを見ながら世界情勢について話をするようにしています。
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資産状況
2018年12月現在,娘の資産状況は以下の通りです。
証券口座(現金,個別株・投資信託)
現金,個別株・投資信託は,すべてSBI証券に集約しています。
内訳は,以下の通りです。
- 保有証券(個別株式+投資信託):約268万円
- 現金:約1,040万円
- 合計:約1,308万円
現金比率が高いのは,毎日投資信託を今後も積立てるためで,数年間は自動積み立て出来る余力を持たせているためです。
翌年からの年間の積み立て予定は,以下の通りです。
<ジュニアNISA口座>
- 楽天・全米株式インデックスファンド:年80万円
<特別口座>
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500):年60万円
- 楽天・全米株式インデックスファンド:年 60万円
👇楽天・全米株式インデックスファンドを詳しく👇
1年間あたり,約200万円の積立額としています。
毎年200万円積立てしますが,現在の現金が,約1,000万円,毎年贈与を100万円する予定なので,娘が独立するまでは問題なく積み立て出来るように計画しています。
貯蓄型保険(米ドル建て終身保険)
将来,確実に元本(米ドルベース)を上回り,万が一の保障がある米ドル建て終身保険に加入しています。
保険は投資信託とは異なるメリットがあり,娘が将来結婚し,家族をもったとき,高い保険に入る必要がないように準備を進めています。
- 積立額:約213万円(19,325米ドル)
- 死亡保障:2,123万円(193,000米ドル)
- 積立利率:3.5%程度(最低3%保証)
※1米ドル=110円想定です
現在,2商品加入しており,1商品は支払いが済んでいます。
残り1商品については2年のみ支払いが完了し,8年支払いが残っています。
👇投資商品だけでなく保険も大事👇
ポートフォリオ
現金,保有証券,貯蓄型保険の比率は以下の通りです。
まとめ
2018年は,娘にとって投資元年となりました。
当初は投資スタイルが確立できず,ドタバタしました。
中学校の勉強も重要であることから,値動きを気にしない投資スタイルが必要と考え,
- 好きな飲食系の株主優待のみ購入
- 毎日こつこつ積み立て
といった方法を取ることにしました。
結局は「退屈な投資が一番良い投資」ということを実感した年でもあります。
娘の世代は,老後の不安がより深刻なものとなると思われるので,今から娘と準備を進めたいと思います。
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