こんにちは,ひなたパパです。
ダウ平均の値動きは,世界の代表的な株式指数へ波及します。
例えば,ダウ平均が暴落すると,日経平均も暴落するといった具合です。
この世界の株式市場に多大な影響を与えるダウ平均の構成銘柄は,驚くことにたったの30銘柄なのです。
わずか30銘柄で構成された平均株価指数とはいえ,将来の景気動向を的確に反映し,日経平均への影響も大きいため,今後の日本株価を予測するうえでも重要な指標となります。
ダウ平均とは
ダウ平均には工業株平均・輸送株平均・公共株平均,そして全てを合わせた総合平均と4種類あります。
日本でよく耳にするダウ平均(他にニューヨーク・ダウとも)は,正式名称をダウ工業株30種平均株価といい,ダウ・ジョーンズ社が1896年に農業・鉱工業12銘柄による平均株価指数として開発したものです。
1928年からは30銘柄から計算した平均株価となっており,時代に合わせて入れ替えが行われ,現在では情報通信業やサービス業も取り込まれています。
主要業種の代表的な30の優良銘柄で構成されている平均株価指数なので,このダウ平均は世界中の株式市場で注目されているのです。
日経平均とは
日経平均株価とは,日本を代表する225銘柄の上場株式の平均株価で,日本の代表的な株価指標として広く知られています。
米国がくしゃみをすると日本は風邪を引く
株式市場で有名な言葉に,「米国がくしゃみをすると日本は風邪を引く」というものがあります。
これは,米国市場が不調になれば,それ以上に日本市場は深刻な状況なるといった意味です。
投資をしている人であれば,この言葉を痛感したことがあるのではないでしょうか。
ダウ平均が下落した翌日は,高い確率で日経平均も下落し,日経平均の構成銘柄のみならず,あらゆる株が売り込まれます。
2018年は,世界の株式市場は乱高下に見舞われました。
その震源地が米国であることは,明白です。
2018年のダウ平均と日経平均の推移は下図の通りです。
青線がダウ平均,そして赤線が日経平均を示します。
このグラフは1年前の指数を基準に,これまでの1年間どれだけ値上がりや値下がりしたかを割合(%)で示したものです。
見て頂くと分かるように,ダウ平均があがれば日経平均もあがり,逆に下がれば同じように下がっていることが分かります。
そして,株式市場の名言どおり,「米国がくしゃみをすると日本は風邪を引く」といったのが顕著に現れており,パフォーマンスはダウ平均を大幅に下回ります。
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ダウ平均で日本株の買い時を予測
優良企業とはいえ,たったの30社の業績が世界市場の株価に影響を与えるのを不思議に感じる人も多いかも知れません。
ですが,過去,ダウ平均は世界の景気を正しく反映してきました。
ダウ平均の銘柄には,世界経済を動かす超一流の企業が選ばれており,たったの30社なのに日経平均の構成銘柄の時価総額を大幅に上回っているのです。
下のグラフは2016年以降の日経平均PER(株価収益率)チャートです。
PERは、株価が割安かどうかを判断できる指標ですが,日経平均についても同じように計算することができます。
簡単に言ってしまうと,「PERが低いと株価が割安」と言えるでしょう。
グラフを見ると,今現在,日経平均のPERは12前半とバーゲンセール状態です。
それでも日経平均の動きはパットしません。
なぜなら現在,ダウ平均が軟調な動きだからです。
貿易戦争など,先行き不透明でリセッション入りといったことが懸念されているのも要因として挙げられています。
ここ1年のチャートを見て見ましょう。
ダウ平均のチャートを見る限り,25,000ドルくらいが底値に見えます。(底抜けしたら,危険な雲行きになりそうですが・・・)
私は,日経平均に連動したETFを買うときは,日経平均だけでなくダウ平均のチャートも一緒に確認します。
私は,ダウ平均はもう一度25,000ドル付近まで調整した後,上昇すると予測しており,そのときが日本株の購入タイミングと考えています。(底抜けの可能性があるので,25,000ドルで揉み合ってトレンド転換したタイミングを見極める必要はある)
より確実に投資で勝ちたい場合,日経平均だけでなく,ダウ平均も分析されるのが良いかと思います。