「庶民は見た!私立中学校の日常」のコーナーは,私立中学校に通う親子の日常をご紹介いたします。
私立中学校を考えられている方の参考になればと思います。
私達の娘は,現在,私立中学校の2年生です。
我が家の中学受験は,小学6年生の夏休み明け,娘が「○○中学校に行きたい!」と妻に相談したことから突然始まりました。
このとき受験日まで残り4ヶ月弱!
それまでの勉強は,ごく一般的な通信教材のみで過ごしてきたため,急遽通うことにした塾でも合格は期待しないようにと言われていました。
ですが,志望校に入りたい一心で,娘は平日4時間,休日12時間以上の勉強を続け,難関私立中学校に合格することができました。
入学後,娘は念願の管弦楽部に入り,充実した日々を送っています。
一方で,親である私達夫婦は,ごくごく普通の家庭かつ公立校育ちであり,私立中学校はハードルの高いところでした。
ですので,入学後には家庭環境の違いや金銭面での格差を感じたりなど,庶民ならではの小さな悩みや驚き,ドラマがたくさんあります。
そんな庶民からみた,私立中学校の世界を,少しずつですがご紹介していこうと思います。(当コーナーは,中学受験の時期から,これまでの出来事をピックアップして振り返って書いていきます。リアルタイムな情報にはならないことをご了承ください。)
≪中学校2年生:6月中旬の出来事≫
ある日,娘がニヤニヤしながら学校からのお知らせを差し出しました。
それは「修学旅行のお知らせ」でした。
入学以来,待ちに待った大イベントがついにやってくるのです!
娘の学校では,入学してすぐに修学旅行積立を開始しています。(積立額80,000円)
行先は京都・奈良,3泊4日,旅費は積立金で全てまかなわれるものだと思っていましたが,お知らせプリントによると別途かかるお金があるとのこと。
これには,ビックリです!
お小遣いさえ渡しておけば良いと,まったく予算取りをしていなかったので・・・。
ですが,お知らせを読んで,これは追加出費も仕方ないなぁと納得しました。
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娘が持って帰ったお知らせには,別途かかるお金に関する詳細な説明が書いてありました。
簡単に言うと,積立金は旅行会社に支払う交通費・宿泊費等の基本パッケージ代で,現地での活動に使うお金が別途かかるということでした。
娘の通う学校の修学旅行は,生徒たちの主体性を育み,企画力を鍛えるために,かなり自由度が高くなっています。(出発前に班ごとのプレゼン,学園祭での報告会などを実施しますので,プレゼン力も鍛えられます。)
クラス研修は初日のみで,それ以外の3日間は班行動,そして個人で選択する体験コース別の行動となっています。
旅行日程は秋なのですが,既に班分けが終わり,事前学習や行動計画の立案が始まっているそうです。
各班ごと,そして個人個人で,奈良・京都を深く学ぶ為の手段を考え,研修テーマを決めるので,どのような計画を立てるかで,必要となってくる体験学習費や乗り物代,昼食費,拝観料は変わってくるのです。(例年10,000円~30,000円ほどだそうです。)
そして,それらを生徒自身が当日,直接支払うのだそうです。
このような修学旅行ですから,金閣寺も清水寺も行くとは限らないのです。
建築,食,町づくり,交通,自然,文化,歴史など設定するテーマにより行先は様々です。
私の中学時代(公立)は先生が考えたルートで,どの学校も似たりよったりの内容で,あんまり記憶に残っていません。
ですので,娘の修学旅行は充実して楽しくなりそうで,本当にうらやましいです。(私は高校の修学旅行も自由がありませんでした・・・)
その分お金が掛かるかもしれませんが,様々な力が育っていくと考えれば,決して無駄ではありません。
せっかくの機会ですから,有意義な研修になるように,しっかりテーマを決めて行動計画を立ててくれたら良いのですが・・・。
高校の修学旅行では更にステップアップし,海外も含めた様々な舞台での学びが待っています。(7~8コースからの選択制,時期もバラバラ,もちろん費用もバラバラです)
それなりの費用が掛かるでしょうから,心づもり・予算取りをしておかないといけません。
何はともあれ,娘には思いっきり学び,楽しみながら成長していってほしいと思います。
それはそうと,お小遣いは幾らくらい持っていかせたらよいのか,気になっています。(私の中学時代は3,000円でした・・・^^;)
特にルールはないみたいですが,あまり少なすぎても,お友だちと自由時間を過ごす際に差を感じるでしょうし,多すぎても良くないと思うので・・・。
お友だちと情報交換してきてくれないかなぁ~。
【補足】
上記のような修学旅行のかたちは,通っている学校が私立だから,というわけではありません。(自由度の差はありますが・・・)
中学生の修学旅行の内容は近年、貸し切りバスによる全体行動から、公共交通機関やタクシーによる班別行動の体験学習に流行が移っているそうです。
そうしたニーズを満たす京都市が旅行先に選ばれやすくなっていて,京都は2017年に中学校の修学旅行先シェア7割に達したそうです。
同僚の娘さん(公立中学校)もタクシー研修があり,それに掛かる費用は別途だったそうです。
全体に掛かる費用も6~8万円程度で,私立だからといっても行先が国内であれば,公立とあまり差はないようです。(積立てたり,一括だったり色々なパターンがあるそうです)
私立中学校では,修学旅行の行先が海外の学校もありますが,この場合は,大きな負担になりますね。(数十万円?)
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