こんにちは,ひなたママです。
上司のススメで軽い気持ちから食べ始めた発芽発酵玄米ですが,1年半ほど食べ続けるなかで,季節の変わり目に起こるアレルギー性鼻炎の症状が私と娘も軽くなっていることに気づきました。
お弁当も白米ではないので,この通りの中学生にあるまじき茶色弁当なのですが,娘も味が好きなのと鼻炎の症状が軽くなって薬が減ったのとで,不満を口にすることはありません。


今後,何回かに分けて,発芽発酵玄米を継続して食べることで期待できること,作り方,メリット・デメリットなどを語っていこうと思います。
発芽発酵玄米は薬ではないので即効性を求める方にはおすすめしませんし,効果に関してもあくまでも個人的に感じたことですので,ご承知のうえお読みください。
今回は,玄米食のメリットとデメリットのお話です。
玄米を炊くだけではメリットもデメリットもたくさん!
「玄米は白米よりも身体に良い」
何となくそう思っている方は多いのではないでしょうか。
確かに五大栄養素がバランス良く含まれる玄米は,白米よりも優れた食品であるといえます。
玄米は、もみ殻だけを取り除いた胚芽や表皮が残っている状態の米,つまり精米していないお米のことです。
玄米の表面についている胚芽や糠(ぬか)には、ビタミン、ミネラル、たんぱく質など40種類以上の栄養素をはじめ、食物繊維やポリフェノールなどのさまざまな健康成分がバランスよく含まれているのです。
しかし,その食べ方を間違えると,かえって身体の不調を招くことが論文や実体験として報告されていますので,玄米食のメリット・デメリットを理解し納得した上で取り入れることをオススメします。
玄米の栄養
カロリーは一緒なのに、食物繊維は6倍、ビタミン2~12倍、ミネラルは1.5倍~4倍と、副栄養素が多く含まれます。
<玄米に含まれるお役立ち栄養素>
栄養素 | 働き |
---|---|
ビタミンB1 | 糖質の代謝に必要で、脳や神経の活動にかかわる栄養素です。 |
ビタミンB6 | タンパク質の代謝に必要で、肌の代謝などにかかわる栄養素です。 |
γ-オリザノール | 自律神経を調整する働き。シミ・小じわの予防効果があるといわれています。 |
食物繊維(不溶性) | 腸の働きを良くし、便の量を増やしてくれます。 |
アラビノキシラン | NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化し、抗酸化作用もあります。 |
イノシトール | 肝機能の改善、動脈硬化の予防・コレステロール血症の改善に役立ちます。 |
フィチン | フィチンは体内でフィチン酸に変化し抗酸化作用を持つようになるため、ガンの予防効果が期待できます。また,血液を凝固しにくくさせる作用で血栓予防や貧血予防、さらに尿結石予防の効果も期待できると注目される物質です。 |
γ-アミノ酪酸 (GABA) |
GABAは天然アミノ酸の一種で、中枢神経に多く存在している神経伝達物質で,精神安定作用、血圧安定作用があるといわれています。血液中のコレステロールや中性脂肪を調整する作用もあります。 |
フェルラ酸 | 美白効果、活性酸素消去作用などがあるといわれています。 |
リポポリサッカライド (LPS) |
免疫ビタミンともよばれ,免疫力を高めて細菌やウィルスと闘う力を高めてくれます。 |
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玄米食のメリット
お通じが良くなる
玄米には,ビタミン・ミネラル・食物繊維・酵素がたくさん含まれており,これらの副栄養素は腸内環境を整えてくれます。
食物繊維を摂っているのに便秘が治らない人が、玄米を食べると改善するのは、食物繊維だけでなく、その他の副栄養素もバランスよく含むからかもしれません。
ダイエット効果が期待できる
玄米は白米よりも噛む回数が多くなります。
しっかりと噛むとこで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防止できるので、普段食べすぎている方は適正な体重に近づきます。
また,低GI食品のため,急激な血糖値の上昇を防いでくれます。
血糖値の上昇はインスリン(別名:肥満ホルモン)の分泌を促し,脂肪蓄積の一因となります。
つまり,血糖値が急上昇させない玄米は,白米よりも太りにくい食品なのです。
肌にも栄養を届けてくれる
玄米の腸内環境を整える作用は,美肌にもつながります。
腸内環境が悪いと毒素が溜まりやすくなるのですが,この毒素が増えすぎると肝臓が分解しきれず、血流に毒素がのってしまい肌荒れを起こす原因となります。
また,腸内環境が悪いと、肌に必要な栄養素がきちんと届きません。
腸内環境がいいと、必要な栄養素をしっかりと吸収できて、毒素も溜まりにくくなるため,肌を健康的に保つことができます。
免疫力が高まる
免疫とは,外から侵入してきた細菌やウイルスや、体内で発生したがん細胞などを攻撃して体から取り除く働きのことです。
その働きをするのが免疫細胞なのですが、玄米に含まれる免疫ビタミンと呼ばれるリポポリサッカライド(LPS)は,体内に入ると粘膜から吸収されて体内の免疫細胞を活性化させます。
全身の免疫細胞の6~7割は腸に集中しているといわれ,腸内環境が悪いと免疫細胞の働き(免疫力)も低下してしまいます。
玄米が腸内環境を整える働きを持つことは前述のとおりで,LPSとの相乗効果が期待できます。
玄米食のデメリット
発芽抑制因子(アブシジン酸)による細胞毒性
消化に悪い
食物繊維を多く含むため,よく噛んで食べないと逆に消化不良にもなるので、白米に比べてたくさん噛む必要があります。
消化機能の弱い小さなお子様や,高齢者が食べる際には,注意する必要があります。
美味しくない
栄養学的な玄米の素晴らしさが分かっていても,家族全員で継続して食べ続けることは難しいです。
炊き方によっては,糠臭さが気になったり,カリウムの苦みを感じたりする人もいますが,これらの問題は,発芽玄米にしたり,塩を少量加えることによって改善することが出来ます。
玄米は異物が混じっている可能性がある
検査玄米は,精米業者が精米して販売することが前提のため,検査基準内での籾がらや小さな石のような異物が混ざっていることがあります。
特に30㎏の大袋で購入した場合は,多少の注意が必要です。
私は10㎏や5㎏の小分けのものを食べていますが,異物に入っていたことはないです。
農薬の影響が否定できない
玄米は,残留農薬や除草剤などが付着している可能性が高いため、無農薬や減農薬の玄米がおすすめですが,農薬が使われていたとしても、基準値以下の農薬が使用されたものしか世に出回らないので、近年のお米は安心して食べることが出来ます。
また,農薬を使った玄米を食べたとしても、それ以上に玄米を食べるメリットが大きいという意見や,玄米は排毒(デトックス)作用が大きく、余分な農薬や化学物質なども代謝してくれるという見方もあります。
とはいえ,気になる方は,農薬や化学肥料を一切使用しない、有機農産物を扱っている業者から玄米を購入をすれば安心ですよ。
私は,ふるさと納税で減農薬のお米を返礼品で頂いています。
減農薬や無農薬のお米は高価ですので,ふるさと納税の活用はおすすめですよ。
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今後,発芽玄米,寝かせ玄米(酵素玄米),発芽発酵玄米について順にアップ予定です。
ひと手間かけて発芽させることによって,上記のようなデメリットのほとんどを解消させることができます。
さらにそれを発酵させることによって,素晴らしい効果が期待できる発芽発酵玄米を作ることができるのです。
興味はあるけど家で試すにはハードルが高いなと感じる方におすすめなのが,お手軽なレトルトパックです。
私が調べた限りでは「結わえる」というお店が酵素玄米のレトルトパックを購入することができる唯一のお店のようです。
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