3月も株式市場は乱高下し,日々市場動向が気になる日々を過ごされたのではないのでしょうか?
経験豊富な方は,
- バイ&ホールドでやり過ごす。
- 積極的に売買し,株数を増やす。
- キャッシュポジションを増やし,調整相場をやり過ごす。
など,対処されたかと思います。
新年度,相場入りでの外国投資家の資金流入期待や,円高懸念の後退,貿易戦争懸念の後退など,やや楽観的な見方が多くなってきました。
とはいえ,いつ何が起きるか分からないのが相場です。
楽観的な意見が多くではじめたら,また急落ということはよくある話なので,注意が必要な状況は今後も続きそうです。
私の考える初心者向け長期投資とは
3月より娘が投資を開始しました。
私は短期トレード派なため,利益を上げるために,日々市場動向を確認しています。
一方,投資初心者の娘は,長期投資を目指した資産運用を実践しています。
長期投資の良い点は,
- 日々市場動向を気にする必要がない
- 株価の損益をチェックするのは時々で良い
といったように,ストレスなくほったらかしで資産運用できる点だと思っています。
「長期投資!」と言われる方の中で,「日々株価を確認」「毎日,日経平均を確認」しているような人は,私は,「本当に長期スタイルなの?」と疑問に感じます。
長期投資家を装った,お金に振り回されている人だと感じています。
(あくまでも,初心者長期投資の視点で記載しています。プロの長期投資は,もの凄く勉強する必要がありますので)
初心者長期投資家の娘
娘は長期投資を目指していますが,個別銘柄選びはできず,どのような投資スタイルを確立するのが良いか,ここ一か月,私と試行錯誤しました。
その結果,世間一般で言われているのを実践するのが,結果的には最適なのだと感じました。
娘の実践した内容は以下のものです。
- 人気のある株主優待銘柄を購入する
- 投資信託を定期購入する(つみたてNISAに採用された投資信託)
一か月娘の様子を見ていましたが,株価のチェックは全くせず,ほったらかしにしています。
- 株主優待は,お得な食事券がもらえ,株価が下落しても,株主優待で元がとれる
- 積立投資をコツコツすることで,10年後,20年後を見据えたとき,買付価格を上回っている可能性は高い
ということを理解しており,日々の値動きを気にする必要がないと考えているのです。
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3月の乱高下相場を振り返って
3月は,以下のように株式市場は乱高下しました。
娘は,上記方針に基づき,株主優待の買付と投資信託を積み立てしています。
株主優待株
上記の通り,乱高下しても,株主優待は値上がりこそ少ないですが,値下がりに強いことがうかがえます。
人気のある株主優待に限定すれば,調整相場も絶好の買い場でしかありません。
ジュニアNISA
毎日4000円積み立てています。
長期に渡って,成長期待のできる米国に投資しています。
特定口座
以下の投資信託を毎日4000円積み立てています。
- ジェイリバイブ
- 楽天・全米株式インデックスファンド
楽天・全米株式インデックスファンドは,ジュニアNISAのみで積み立てていたのですが,せっかくの調整相場なので,先週,追加で積み立てることにしました。
ジェイリバイブは,日本株式の成長が鈍化した時点で,売却する予定ですが,楽天・全米株式インデックスは,最低でも20年以上は保有させるつもりです。
(リーマンショックのような,経済を揺るがす調整相場が来た場合は現金化する)
今後の株式展望と対処
為替,金利などにより,適正株価というのは決定します。
例えば,1米ドル100円になれば,今の日経平均は割安とはいえません。
私は,日本のファンダメンダルズを考えれば,PER13倍は割安というイメージをもっていません。
貿易戦争が本格化すれば,過去の経験から経済は低迷します。
また,日本は長期に渡り金融緩和を続けており,副作用が懸念されるレベルまでの状況となっています。
出口戦略を本格的に検討する時期であり,実行されれば,金利上昇,円高進行し,株価は再度調整局面に突入することも想定されます。
また,ダウ平均は未だ割高であり,日経平均が十分に調整したとしても,連れ安するので,動きづらい状況です。
一度に投資信託を買い付けるといったことはしないように,娘にはアドバイスしています。
リターンは少なくなる可能性はありますが,リスク管理を徹底することが重要です。
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