こんにちは,ひなたパパです。
ダウ平均の急落に釣られて,予想通り,日経平均も足並みを揃えて大暴落しました。
とは言っても,下落率ではたいしたことないですが・・・
読者様より今後どうなりますか?といった質問がたくさん来ましたが,私にもさっぱり分かりません。
テクニカル的には,短期ではリバウンド(自立反発の領域),長期的には下降トレンドに入りしました。
ですが,もう少し様子を見なければ,この程度のことしか分からないので,直近,私が何をしたかをお話します。
お茶でも飲みながら,「適当なことを!」と突っ込みながら読んで頂ければと思います。
- 日経平均4万円!という見出しに「ヤバイ」と感じた
- 私の中で出川哲郎が出てきた
- 日経平均先物を売りで参加
- まだまだ悲観が足りない
- FRBが政策を軟化するまでは下落相場が続く可能性が高い
- 日経平均はダウ平均に連動する
- 金融政策正常化への道筋が遠のく
- ポジションがないので気楽に静観できる
- アドバイスするとしたら
日経平均4万円!という見出しに「ヤバイ」と感じた
これまでの経験で,調子の良すぎる記事が出てきたら,相場は終了と思っています。
また,「強気派と弱気派の日経平均予想の大バトル特集」といった見出しも要注意です。
というのも,相場が,バブル化しているから議論になるためです。
1月中旬,雑誌やネットに,「日経平均4万円も!」といった記事が出ているのを目にしました。
これは,誰にでも分かる,ぶっ飛びすぎの意見です。
株価上昇の根底にあるのは,お金をジャブジャブにした(劇薬の金融緩和)結果です。
4万円なんて達成するには,今後,どれだけお金ばらまき続けるのでしょうか。
(消費者の給料はあがらず,企業は内部保留を増やし,消費者が経済の成長を実感できない株価上昇など,本質的な解決になっていません)
むしろ,4万円を達成したら,その後の副作用が私は恐ろしくてかないません。
それを2018年に達成という記事ですから,調子に乗り過ぎでは?と感じました。
(ビットコインが今年1億円になるといったありえない記事も最近出ていましたね)
私の中で出川哲郎が出てきた
これは,「ヤバイよ!ヤバイよ!」と私の中に住んでいる出川哲郎が出現です。
それでなくても,まったく調整相場もなく,上昇一辺倒であった株式市場です。
調整しつつ上昇なら安心できますが,ここまで一辺倒に上昇では,いつバブルが終わるのか?と疑心暗鬼になる投資家も多いはずです。
私は,1月中旬,ディフェンシブ株,優待株以外はすべて利益確定しました。
そして,5日,ディフェンシブ株も売却しました。
日経平均先物を売りで参加
私は株価が暴落すると,とことんまで下がると考えているので,日経平均先物を売りで月曜日に参加しました。
見事的中しましたが,2日間(2月5日,6日)で予想を上回る下落に,深追いは厳禁ということで,リバウンドに備え,先物を買い戻しました。
経験豊富な方は,この暴落相場で大儲けしているのではないかと思います。
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まだまだ悲観が足りない
将来のことは分かりませんが,まだまだメディアの情報を見る限り悲壮感が足りません。
総悲観になるまでは,機関投資家がとことん売り崩しを仕掛けてきます。
株式市場を下落させる理由は,調整相場,債券利回り上昇など,後付でいくらでもつけられます。
個人投資家が投売りをするまで,じっくり売りを仕掛けてきます。
うまいのが,多少リバウンドさせて,個人投資家を飛びつかせ,また売り崩すといった手口です。
FRBが政策を軟化するまでは下落相場が続く可能性が高い
個人的には,FRBが今の政策を軟化(政策金利を予定よりゆるやかに上昇)することを示唆するまでは,不安定な市場になると思っています。
簡単に言うと,この株価上昇は,超低金利でお金をジャブジャブに市場へ供給することで,企業は今後も収益をあげられるというのが前提です。
経済が上向きといっても,この前提条件が変わると,今後も継続的に上向くのかは分かりません。
本当に,体力が付いているのであれば,金融の引き締めを行っても,株価は暴落するようなことはありませんが,このような結果を見ると,市場関係者は体力が十分ではないと判断しているのかも知れません。
ですが,金融正常化を図る必要があるので,本来の実力に見合った株価(=金融正常化した際の価値)まで調整する方が健全と考えています。
日経平均はダウ平均に連動する
日経平均は,ダウ平均に連動します。
ダウが下がれば,日経平均も下がります。
連動しなくなるのは,本当に日本経済が強くなったときです。
マイナス金利にしなければ,手の打ちようがない日本経済は,脆弱です。
日本経済は今後も持続的に成長する!と発言している方もいますが,適切な金利の状況で収益をあげられるようになってから発言してほしいものです。
劇薬(異次元緩和によるお金の垂れ流し)を投じなければ,収益があげられない構造は,いつか息切れし,その副作用が襲ってくるのです。
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金融政策正常化への道筋が遠のく
問題なのは,株式市場大暴落による,金融政策正常化への出口戦略が後退することです。
欧州に続き,米国でも取り組みがスタートしたところに,この大暴落です。
非常に難しいハンドリングになるのでしょうが,少々株価が暴落(適性価格に戻ろうが)しようが,早く金融正常化に向け行動しなければ,本当に取り返しの付かないことになりかねません。
(PERの指標値をよく持ち出されますが,金融緩和状態での収益構造だと思っているので,私はあまり当てにしていません)
日本も,出口戦略の道を探っている状況ですが,このような事態を見ると,とても政策金利を上げるとは言えなくなるでしょう。
身近なところで説明すると,我々庶民の給料はあがらないのに,政策金利をあげると家のローン金利があがり,消費が冷え込むといった具合で,景気後退になりかねません。
金融正常化も出来ない,異次元緩和で何れ副作用が出てくる・・・
まさに手の打ちようがないのが,日本経済の実態ではないでしょうか。
ポジションがないので気楽に静観できる
優待目的の日本株以外は,すべて株のポジションを外しました。
重要なのは,トレンドにそった取引です。
ですので,私はトレンドに沿って買い方からも入りますし,売り方からも入ります。
(よくトレンドに逆らって,売りから入るチャレンジャーがいますが,私はそういった類の売りはしません。トレンドに沿って,買いも売りもするという意味です。)
このような転換期は,ノーポジションでいるのが一番良いと考えています。
何より,気楽に静観できるのがストレスなく生活できます。
アドバイスするとしたら
投資スタイルは人それぞれなので,軽く聞き流しでよいですが,私の失敗したことをご紹介します。
- 落ちるナイフを素手でキャッチし,悲鳴をあげる
- 打診買いするも,下落相場は長期化し,損切り
- ナンピン買いし,買い下がるも,損失拡大
結果,ストレスにさらされる日々で,お金に返られないものを失う。
学んだことは,
- トレンドが上向くまで市場に参加しない(間違っていたら,即損切り)
- ナンピン買いするくらいなら,半分損失確定し,相場のトレンドが変わってから追加購入する
一旦リバウンドする可能性は高いと(記事を書いている,今現在,ダウはダダ下がりですが…)と思いますが,一時的なリバウンドで終わる可能性は高いです。
今後,乱高下するかと思います。
不安な日々を過ごすくらいなら,ご自身にとってストレスが一番軽減される方法を探りましょう。
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