こんにちは,ひなたママです。
晴れの卒業式・入学式に礼服で出席するのはマナー違反?と疑問に思われている方も多いですよね。
実は,マナー違反ではありませんし,それどころか,地域によっては卒業式はほとんどの母親が礼服またはブラック系で出席している場合もあるようです。
今回の記事では,慶弔着まわしの出来る礼服(ブラックフォーマル)についてポイントをご紹介しますので,参考になさって下さいね。
- 庶民が私立中を受験・進学すると1~4月に重なる出費が痛い!
- 礼服を新調するという選択肢
- そもそも礼服で学校の式典に出席は非常識じゃないのか?
- 礼服を学校行事に着用する為のデザインポイント
- 実例公開!ひなたママの卒業式と入学式
庶民が私立中を受験・進学すると1~4月に重なる出費が痛い!
無事進学先が決まると気になってくるのが,小学校の卒業式と中学校の入学式の保護者の服装です。
何せ中学校受験および入学金等のために相当な出費があった直後です。
また更に制服代等で大きな出費がある予定の時期・・・。
子どもの為にも,自分の為にも,きちんとした格好で出席したいものですが,親の服装にお金を掛けたくない,という気持ちも当然ありますよね。
私もそのタイプの一人でした。
礼服を新調するという選択肢
結婚する際,もしくは,もう少し以前に礼服を購入して以来,礼服の買い替えをしていない方は案外多いのではないでしょうか。
20代,30代の内は礼服の出番自体が少なく,傷むこともほとんどありません。
また,流行に左右されないデザインが多いため,私の周りでも10年~20年程同じものを着ている方が多数です。
私も21歳のときに購入した礼服を40歳まで着ていました。
いくら流行がなくても,20年近く着ていると若干の古くささが感じられます。
20代で購入した礼服のデザインなので40代になると顔うつりがいまいちに感じられたりもします。
そして40歳も近づいてくると,喪服としての用途がぐっと増え,着用するたびに買い替えようかと迷いがあったのですが,年数回のことなので後回しになっていました。
昨年,娘の進学先が決まると,私は礼服を新調しようと決めました。
それは,選びようによっては,卒業式と入学式の出席にも使えて結局コスパ良し!と判断したからです。
さらに40代で購入した礼服はおそらく,また10年くらいは着用すると思います。
礼服を着まわすことにより,慶事・弔事・卒業式・入学式,一石二鳥ならぬ一石四鳥を狙えますので,私は礼服の新調を強くおすすめします。
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そもそも礼服で学校の式典に出席は非常識じゃないのか?
あなたが思い描く礼服が完全な喪服であるなら,それを学校の式典に着用することは,非常識といえます。
ですが,実は礼服にも種類があり,冠婚葬祭に着まわせるタイプがあるのです。
女性用の礼服には,慶事用や弔事用で分かれているタイプと,慶弔で着回しできるタイプがあり,それぞれ色やデザインや織りも光沢も違います。
喪服としての礼服は,光るものを避け漆黒かつ華美にならないようオーソドックスな装いが基本で,ボタンでさえも,布地で隠したくるみボタンとなっていることがあります。
冠婚葬祭で着回しできるタイプなら,例えば,色は漆黒でもワンピースの上身頃がレース素材で華やかなものや,袖部分がシースルーになっているもの等があります。
インナーワンピースにジャケットを羽織ることで,素材の華やかさを抑えることができ,弔事に対応できるオーソドックスな装いに変化させることが出来るのです。
他にも,黒のワンピースと黒のジャケット,カラーフォーマルのジャケットの3点がセットになっているものがあり,組合せによって結婚式や学校行事からさまざまなセレモニーまで幅広いシーンに対応できるようになっているものもあります。
ですから,素材やデザインを選ぶことによって,礼服を式典に来て出席することは非礼とはならないのです。
礼服を学校行事に着用する為のデザインポイント
礼服を冠婚葬祭で着まわしをする為のポイントは,“オーソドックスでシンプルなもの”であること,つまりアレンジしやすいデザインであることです。
ただし,あまりにもシンプルな場合は,華やかなシーンに合わせづらいこともありますので,ワンピースのスカート部分のデザイン,ジャケットで隠れる上身頃部分の素材などで変化をつけると良いでしょう。
また,変化は小物や手持ちの服でもつけることができますので,飾りのないデザインほどアレンジしやすく着回しがききます。
また,喪のシーンで動くことはあまりありませんが,卒業式・入学式などでは動くことも多いですから,”動きやすい”というのも着回しの一つのポイントになります。
ご自分のスタイルにあった礼服を探してみてくださいね。
袖のデザインポイント
肘が完全に隠れてしまう長さのデザインでは喪服のイメージが強くなり,華やかな席には着回しにくくなります。
肘のちょうど上くらいの袖の長さが上品で動きやすく,ジャケットを組み合わせることでオールシーズン着ることができます。
襟のデザインポイント
ノーカラーは流行に流されないため,ブラックフォーマルに限らず着回ししやすいデザインです。
ジャケット,インナー共にノーカラーだと慎ましい印象となり,弔事のシーンに最適。
喜びの席ではネックレスやスカーフなどで華やかにアレンジした首回りにできます。
着用時の印象が寂しいときには,どちらかを襟のあるものにしましょう。
スカートのデザインポイント
身体のラインに沿ったタイトスカート等は座ったり立ったりする式典には向いていませんし,法事などで正座をしなくてはならないときなども,ゆとりあるデザインのスカートの方が脚を締め付けないので楽です。
ゆったりと広がる長めのものならばクラシカルで上品な感じになりますし,短めでも清楚な感じになりますが,膝下5cm程度のものが最も一般的です。
実例公開!ひなたママの卒業式と入学式
参考までに40代の私が新調した礼服とカラーフォーマルのジャケットをご紹介します。
礼服は,少しデザインが変則型で,V字ネックのノーカラージャケットです。
伊達襟に見えるラインが入っていて,きちんと感を出しています。
ワンピースのスカートはフレアースカートが優しい印象で,動きやすさも抜群です。
小学校の卒業式には礼服にコサージュ,真珠のネックレス,黒のバッグで出席しました。
卒業式は入学式よりも格上の式典となる為,また地域性もあると思いますが,娘の卒業した小学校の保護者の服は,7割ほどが礼服,また1割程度が和装でした。
また先日,娘の通う中高一貫校の卒業式(高校)がありましたが,娘からの情報では7割が黒っぽい服で残りが和装,カラーフォーマルの人は少なかったそうです。
地域によっては,ほぼ100%礼服という学校もあるそうです。
逆ならばそれ程でもないですが,黒い集団の中に一人カラーフォーマルは浮いてしまいますので,事前リサーチをおすすめします。
中学校の入学式には,礼服のインナーワンピースに明るい色のジャケットを合わせ,アクセサリーは使い回しました。(ちなみに,真珠のネックレスは弔事でも使えますので,一本あると便利です。)
カラーフォーマルのジャケットもノーカラーですが,こちらはラウンドネックで優しいお母さんを演出しました。
また,写真ではわかりませんが,微細なラメが入っていますので華やかな印象です。
私立中学校の入学式ではありますが,特に着物の割合が多いとかはなく,参観日に感じたほどの保護者格差はみられませんでした。
家庭の経済状況がどうであれ,フォーマルはフォーマルですので,あまり差がみられないのですよね。(近くで見れば素材やアクセサリー等で差が分かるかもしれませんが・・・)
色については,やはり春ですし明るい色が多かったです。
おまけのコサージュについて
卒業式や入学式でのコサージュの選び方ですが,これから子ども達が新しい場所で花を咲かせるので,つぼみのついたコサージュがふさわしく,花が豪華に咲き誇っているコサージュは披露宴などのパーティー向けです。
着けるのは少し高めの位置が良いのですが,入学式の写真のコサージュの位置は,少し内側に寄りすぎていますね。
このように,コサージュの位置ひとつで,おしゃれ具合が変わりますので,少しずつ位置を変えてベストポジションを確認してくださいね。
最後まで読んで頂き,ありがとうございました。
礼服を学校の式典に来ていくことがマナー的にOKかどうか,悩んでいる方が多いようでしたので,参考になれば幸いです。
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