国家公務員に8日,冬のボーナスが支給されました。
管理職を除く行政職職員(平均35.9歳)の平均支給額は,前年冬と比べ約2万3千円(3.3%)減の約68万円でした。
引き上げのための関連法改正が間に合わず減額となっていますが,同日の法改正により,近く差額分が支給され,これを含めると約1万円(1.4%)増となります。
このニュースに対し,ネットでは批判が多く出ています。
例えば,
・マイナンバー導入して作業工数大幅削減したにも関らず,全然人数削減しない。
・国の財政が潤っているのであれは,税金を上げる必要はない。
・国の借金が多いのに,なぜ賞与がでるのか。
などなど,怒りの声が大半を占めます。
人の考え方は,それぞれなので,この件については深く議論するつもりはないのですが,私の会社も今日が賞与日でした。
国家公務員の賞与の話題が出ていただけに,私の職場でも賞与いくら貰った?といった会話がさかんでした。
そんな中,私の部下は,賞与の手取りが増えてニヤニヤしていました。
「ひなたさん(私)のアドバイスのおかげで,手取りが前回より10万円以上増えましたよ!」とご満悦です。
私の会社では,夏と冬の支給額は同じなのですが,ちょっとしたアドバイスで,部下は手取りを増やしたのです。
お金の勉強をしたことがある人は知っているものと思っていたのですが,これが,意外と知らない人が多いことに驚きました。
ニヤニヤする部下…
実は,私も今日は,別件でニヤニヤしていました。
というのも,ビットコインが本日初めて200万円を超えたためです。
(私は,勉強のために随分前に格安でビットコインを買っていたので…)
妻へ黙っている隠し財産が増え,ニヤニヤしていたところです。
ちなみに妻も第2の仮想通貨を狙って,今勉強中です。
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話を戻し,なぜ部下のボーナスが増えたのか?
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それは,たった1日の育児休暇のおかげなのです。
私の部下は,今年の夏に第一子が生まれ父親となりました。
その彼が,年末に有給休暇を取得したいと相談してきたので,その休暇を育児休暇にさせました。
皆さんは,育児休暇を取得すると,男女関係なく,社会保険料(健康保険料と厚生年金)が免除されることをご存知でしょうか?
特に,賞与月に育児休暇を取得すると,社会保険料免除の恩恵が大きくなります。
部下はその事を知らない様子でしたが,会社が男性の育児休暇を奨励していることもあり,私は無理やり育児休暇にさせたのです。
そして,「賞与を楽しみにね」と,伝えておきました。
何のことか分からない部下…今日どんな反応をするのか楽しみにしていました。
案の定,ニヤニヤです。
さっきまで,国家公務員の賞与が!と腹を立てていたにも関わらず…
私は,ボーナス増額の種明かしをし,「奥さんにいいものプレゼントするといいよ」と少し誇らしげに声を掛けます。
部下も「ひなたさん,ありがとうございます!今度,コーヒーおごりますね!」と元気いっぱいに仕事です。
では,もう一度,ボーナス増額の仕組みを振り返ります。
賞与月に育児休暇を取得すること。
それも,たった1日,月末に休むだけで良いです。
育児休暇の期間中は,社会保険料が免除されますが,社会保険料は毎月末の在籍状況から計算されます。
つまり,12月末に育児休暇をとっている人には,12月分の社会保険料はかからないということです。
12月まるごと休んでも,12月の最終日だけ休んでも同じです。
12月が無理であれば,6月末の賞与月でもかまいません。
月末であればよいのです。
なお,参考までにですが,育児休業給付金は「月の就業日数10日以下」などの条件があるため,育児休業給付金を期待するのであれば,就業日数が10日以下となるようにしてください。
これらは,会社の給与・社保の担当が手続きするため,できるだけ早く育児休暇の申請はするようにしましょう。