「庶民は見た!私立中学校の日常」のコーナーは,私立中学校の子を持つ親の奮闘を,日記形式でご紹介いたします。
私立中学校を考えられている方の参考になればと思います。
私達の娘は,現在,私立中学校の2年生です。
我が家の中学受験は,小学6年生の夏休み明け,娘が「○○中学校に行きたい!」と妻に相談したことから突然始まりました。
このとき受験日まで残り4ヶ月弱!
それまでの勉強は,ごく一般的な通信教材のみで過ごしてきたため,急遽通うことにした塾でも合格は期待しないようにと言われていました。
ですが,志望校に入りたい一心で,娘は平日4時間,休日12時間以上の勉強を続け,難関私立中学校に合格することができました。
入学後,娘は念願の管弦楽部に入り,充実した日々を送っています。
一方で,親である私達夫婦は,ごくごく普通の家庭かつ公立校育ちであり,私立中学校はハードルの高いところでした。
ですので,入学後には家庭環境の違いや金銭面での格差を感じたりなど,庶民ならではの小さな悩みや驚き,ドラマがたくさんあります。
そんな庶民からみた,私立中学校の世界を,少しずつですがご紹介していこうと思います。(当コーナーは,中学受験の時期から,これまでの出来事をピックアップして振り返って書いていきます。リアルタイムな日記にならないことをご了承ください。)
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≪中学校1年生:11月中旬の出来事≫
こんにちは,ひなたママです^^
娘ちゃんの通っている学校の学園祭に行ってきました。
管弦楽部に所属している娘ちゃんは,今やお勉強そっちのけで,フルートに夢中です。
そのため,成績は入学してから下がる一方です。
私は,特に夢中になれるものがなく中高時代を過ごしました。
娘ちゃんの土日返上で,毎日遅くまで頑張る姿は見ていて羨ましいのですが,学習面で遅れを取って後々しんどくなるのでは?と,心配にもなるのです。
母心は複雑,というより欲張りなんです。
フルートも頑張って欲しいし,成績も真ん中より上を維持して欲しい…
元々,勉強に関してはやれば出来る子なのに,勿体無い!って思うのです。
なので,ついつい,あれこれ口を出してしまうのです…
夫は,何かひとつでも大きな目標を持って頑張れば,それで良いとの考えです。
頑張ったときは褒めて,あとは見守ってあげるべきだと意見します。
(私が口を出すことを嫌がります…)
自主性を大事にする夫,将来の選択肢を広げておきたい私…
この辺りが,夫婦で意見の揃わない部分です。
もめごとに無縁であった私達夫婦が,初めて衝突したこと…
それは教育方針の違いです。
管弦楽部のステージがあるので,私の父母・夫の4人で学校に出向きました。
管弦楽部は,学校で一番力の入っている部活で,全国を狙えるレベルにあるので,学園祭ステージでも1時間を超える演奏会です。
楽器を始めたばかりの1年生が多数混ざっているにも関わらず,素敵な演奏!
更に,4~6年生(高校生)だけの演奏になると,すばらしい演奏です(*´∀`*)ノ。+゚ *。
娘ちゃん,小学校時代も吹奏楽部でフルートを吹いていて,コンクールで入賞したこともあったのですが,それと比べてもクオリティーが全く違います。
娘ちゃんが夢中になって,練習に取り組むのも分かる気がしましたし,演奏会後の記念撮影タイムでの娘ちゃんはとっても良い笑顔でした。
そんな娘を見てると,まだ1年生なのだし,暫くは,のびのびさせてあげるのがいいのかなぁ,と思いました。
また,孫娘が,新しい環境で苦労していないか心配していた私の母は,娘の笑顔を見て,とても安心したようです。
その後,4人でステージ発表を観ていたら,母が私に耳打ち。
「ねぇねぇ,やっぱりお金持ちの人が結構いるわね。」
え,何で?どこを見てそう思ったの?
イベント時だからか,普段の参観日より皆さんカジュアルだし,一般開放日だから,学校関係者以外の,私達と同じような庶民的な方達もかなり来ていらっしゃる。
すると,母が「ほら,あの人。カジュアルだけど,靴とかバッグとかちょっと違ってお洒落だし,ピカピカよぉ~。」
なるほど,足元を見ると,流行のファー付きハイヒールで,バッグも素敵(*´∇`)
決してかかとが削れていたりしません,ピカピカなのです。
「あっちの人も,一見カジュアルだけど,質が良いのがわかるのよ。あと,アクセサリーもね。」と,母が続けます。
母は自分のお洒落に興味がありません。
ですが,裕福なお友達やお洒落なお友達が多いので,やっぱり違いが分かるようです。
すると,反対側から夫が耳打ちを。
「俺,結構おしゃれな部類じゃない?ひょっとして相当おしゃれパパじゃない?」
そういえば,夫は朝から気合を入れて準備していました。
夫は洋服持ちです。。
ちょっといいものを買って,長持ちさせるのが夫の考えです。
大切に使って,今でも結婚当初に買ったものを着ることも…
今回のこだわりは,ロングニットのようです。
庶民には庶民の主張があるようです。
他の人とは異なるファッションで乗り込み,「かっこいいパパね」と娘の友達に思われたいようです(;^ω^)
この辺が,まだまだ子供なのよね…(/ω\)
確かに,夫のいうように,私も男性がロングニットを着ているところはあまり見たことないので。
そんな無邪気な夫。
「うん,おしゃれかもね」と私。
実際,若々しいなぁって思います(;^ω^)
「やったね!ねー,ねー,コーヒー飲もうよ!」と夫は言い,もう,興味が違うところに移っています。
「お義母さんとお義父さんの分も買ってくるよ!」と走っていきました。
勉強そっちのけで部活に夢中な娘,本人の意思を尊重しようとする夫,将来を心配してついつい口を出してしまう私と母。
夫とは教育方針で揉めることはありますが,娘のことを思う気持ちは一緒。
学園祭はそんな教育方針の違いも忘れさせてくれる,みんなにとって楽しいものでした。
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