「庶民は見た!私立中学校の日常」のコーナーは,私立中学校の子を持つ親の奮闘を,日記形式でご紹介いたします。
私立中学校を考えられている方の参考になればと思います。
私達の娘は,現在,私立中学校の2年生です。
我が家の中学受験は,小学6年生の夏休み明け,娘が「○○中学校に行きたい!」と妻に相談したことから突然始まりました。
このとき受験日まで残り4ヶ月弱!
それまでの勉強は,ごく一般的な通信教材のみで過ごしてきたため,急遽通うことにした塾でも合格は期待しないようにと言われていました。
ですが,志望校に入りたい一心で,娘は平日4時間,休日12時間以上の勉強を続け,難関私立中学校に合格することができました。
入学後,娘は念願の管弦楽部に入り,充実した日々を送っています。
一方で,親である私達夫婦は,ごくごく普通の家庭かつ公立校育ちであり,私立中学校はハードルの高いところでした。
ですので,入学後には家庭環境の違いや金銭面での格差を感じたりなど,庶民ならではの小さな悩みや驚き,ドラマがたくさんあります。
そんな庶民からみた,私立中学校の世界を,少しずつですがご紹介していこうと思います。(当コーナーは,中学受験の時期から,これまでの出来事をピックアップして振り返って書いていきます。リアルタイムな日記にならないことをご了承ください。)
≪中学校1年生:10月下旬の出来事≫
こんにちは,ひなたパパです。
夫婦揃って,初めての授業参観です。
これまでも,授業参観に出たかったのですが,平日ということもあり,妻だけ出席していました。
私にとって,中学校の授業参観は初めてのことなので,非常に楽しみです。
その前に解決すべき問題があります!それは,服装です!
妻が失敗した事件。
それは,公立と違って,奥様方が上品な服装をしているということ。
妻はナチュラルな服装が好きで,飾らないけど,服装に気を使っているイメージはありました。
私自身,あまり張り切った服装が好きではないので,妻の服装は好きだったのですが。
さてさて,お父さん方はどんな服装なのか?妻から聞くと,背広が多いと聞いていましたが,「参観日に背広?おっさんくさいよぉ」と思う私。
カジュアルでスリムなラインの服装が好きな私は,参観日でも自分を貫きたい!庶民には,庶民なりの主張があるのです!
ということで,背広はやめてカジュアルな服でいくことに。
場違いにはならないように,やや上品な感じで。
さてさて,私は洋服持ちではありますが,イベントがあるからといって,わざわざ買い物にいくタイプではありません。
すでにあるものを,組み合わせて選びます。
洋服持ちだからといって,毎年たくさん買うわけでもありません。
それなりにいいものを買って,長持ちさせるというのが私のスタイル。
安物買いの銭失いにはならないように注意しているのです。
なので,私は100着以上洋服を持っており,今でも25歳くらいに買ったものを着ることがあるほど,大切に着ています。
女性と違って,男性には,あまり流行がないので,10年前のものでも,問題なく着られるのです。
カジュアルといっても,デニムは控えておこうということで,黒いパンツをチョイス。
これは,35歳くらいに買ったもの。
キャサリンハムネットで,25,000円くらいだったと思います。
ここまでは,あっさり決まりました。
次は,アウターをどうするか?半袖の秋物用ダウンジャケットにするか,Pコートにするか…。
悩んだ結果,黒のデニム生地のジャケットに!
なぜ,ここでデニム!?と言われそうですが,ウールの生地だと,上級階層の方とかぶり,安物ぶりが露呈される可能性が!
デニムだといないだろうと判断し,戦う戦場を変えたのです。
カバンは,ちょっと目立つキャラメル色でコーディネート。
結果がこちら。
すべて,7年~8年前に買ったものです(*´▽`*)
靴は,カバンと合わせて,キャラメル色の革のスニーカー。
こちらもキャサリンハムネット♪
5年くらい前にアウトレットモールで購入したもの。
30,000円くらいの30%オフだったような…
それが,こちら。
靴も大切に履いているので,5年前のものでも,ほぼ新品同様!
いいものを長く使うのが,節約にもなって,身なりもきちんとできるので,超お得です!!
妻も,今あるものを色々工夫し,コーディネート完成!
写真アップは拒否されました(;^ω^)
ノーカラーのレザージャケットに淡水パールのネックレスで上品カジュアルになってましたよ。
さて,服装も決まり,いざ,授業参観へ!
おぉ,さすが私立中学校!上品な感じが出ていますね~♪
庶民的な方が数名…同じ匂いがしました(*´▽`*)
カバンはよく見ると,ブランド品ばかり!モノグラムでブランド品をアピールする庶民とは違って,上流階級の方は,一見ブランド品と分からないものを好むとは,こういうことか!と感心するばかり。
でも,男性と女性は違うのでしょうね。
私が好きな服装は,安物でも妻のものでした。
「張り切りすぎだな…もっと自然な感じがいいよ」と思ってしまうのが庶民な私。
「その,とっても大きな真珠のネックレス,どこに売っているの!?」と心の中で突っ込む私。
上流階級の方のセンスが理解できない平和な私でした(*´▽`*)
男性はというと,背広の多いこと。
真面目だなぁと思いました。
一方で,競艇場にでもいくのか?というほど,服に無頓着な方が数名。
男性陣は2極化のご様子。
私は,中間のポジションをキープ出来たようです。
さてさて,非常に前置きが長くなりましたが,私は,服装よりも,授業内容に驚きました。
まず,電子黒板に驚きました。
こんなイメージです。
エプソン様から引用です。
引用:エプソンホームページ>エプソンの電子黒板 epson.com
<電子掲示板とは>
教育現場やオフィスで注目される電子黒板だが,中でもIT教育(最近ではICT=Information Communication Technologyと呼ぶことが多い)の最先端をゆく欧米の学校で導入されているのは「インタラクティブ・ホワイトボード」と呼ばれるものである。インタラクティブ(相互作用の,双方向の)という名の示す通り,プロジェクターなどを利用してホワイトボード上にコンピューター画面を投影できるだけでなく,タッチパネルと同様に,ボード上での操作(付属ペンなどを使用した黒板同様の書き込みなど)をコンピューター上に入力できるのが特長だ。機能面の類似上,いわゆるホワイトボード型だけでなく,大画面の液晶ディスプレイ型タッチパネルも「電子黒板」に含めることもある。いずれの形態であっても「インタラクティブ」タイプであれば一人ひとりがそれぞれコンピューターに向かうのではなく共有して学ぶことができるので,集団での交流やコミュニケーションが盛んになる。
引用: (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
私は,電子黒板というものを,ネット上でしか見たことがありません。
実物を見る日が来るとは…
IT業界にいますが,プレゼンや会議は,すべてパワーポイントを使ったもの。
電子黒板で,プレゼンや会議すると面白そうだな!と,会社の導入を考えさせられるほど,私にはインパクトがありました。
まず,プロジェクターに射影された映像に,専用のペンで,タッチして操作できる点に驚きました。
専用ペンで黒板に文字を書き込んだり,消しゴムアイコンをタッチすることで,書き込んだ文字を一括削除したり,非常に授業がスムーズです。
PCの内容を投影できるので,事前に作った教材を流れるように見せ,動作に無駄のないこと!また,先生の板書がとても少ないので,説明の内容量が多く深いです。
写真や動画を使い,視覚的にも,分かりやすい。
黒板の内容が,より視覚的に表現されると,理解しやすいなぁと感心しました。
次に驚いたのが,先生のなぜなぜ攻撃!
問題から答えを導き出すまでの考え方を,「なぜなぜ」と聞くのです。
例えば,和歌山の果物の名産はみかんですが,私が学生の頃は,「和歌山の名産は,みかんです。
しっかり覚えて下さいね」といったように,答えを覚えさせられました。
ところが,「なぜ,和歌山の果物の名産がみかんなのか?なぜですか?」と聞くのです。
とことんまで,掘り下げるので,一度聴いたら,記憶に定着しやすいです。
そして,その背景を学べるので,色々なところに応用が広がるのです。
何より,ただ覚えるのではないので,授業が面白い!
思わず,私も夢中になって,なぜだ?こういう理由があるからか?と考えました。
教室みんなで一体となって勉強している感じで非常に良かったです。
あと,先生の情熱が凄い!テンポもいい!まったく眠くならないのです。
身振り手振りをまじえ,声も張りがあり,聞く人をひきつけます。
こんな教育を受けられていれば,私もきちんと勉強したのだろうなぁと思いました。
あっという間に時間はすぎ,授業が終わりました。
私立中学校,授業料は高いですが,このような教育を受けられるのであれば,決して高いものではないかも知れません。
正直,生活は苦しくなりますが,私は,その価値があると感じた授業参観でした。
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